さみだれ

例えばの話 たらればの私
はなから逆さま 君とはさよなら
信号の光 点滅 横目に
裸だ心は 早く帰らなきゃ

何気ない言葉が君の本音だった
あからさまな焦りは僕の弱音だった
ダサすぎるな

五月雨が僕を包む 悲しいことばかり起きる
あなたとなら あなたとなら
壊れてもいいと思えた
馬鹿だ ぼくは

近づくほどに遠くて
遠ざかるほどに近くで
まるで君は空気のよう
失うなんて考えもしなかった
雨の中 空を見上げて
何を感傷に浸るのだろう
雨の後のしじまの中
帰らなくちゃ 帰らなくちゃ

五月雨が僕を包む 悲しいことばかり起きる
あなたとなら あなたとなら
壊れてもいいと思えた
馬鹿だ ぼくは
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