夜想曲

気づけば前ばかり、
追い溺れてここは何処ですか。
雪が溶けたばかり、
五月雨に頭を打たれました。
今宵は丸くなった、
落ちこぼれ夢なし急行線。
僕は誰なのか、
見失うそれでもいいんだろうか。

まだ まだ 静か

一生も懸命に、
走り抜け生きてきたはずでした。
可もなく不可もなく、
それなりに生きてきたはずでした。
それがどうだろう大人になれば、
変わるものでしょうか。
僕の存在意義、
見つかればそれだけでいいんですよ。

平凡で窮屈な日々
薄暗な部屋にワイドショー
何時になれば僕になれるかな、
そういえば僕ってなんなんだろうか。

ほらね
消えていく消えていく
切なさは陽炎
時間通り、朝
いつも通り、また
繰り返す、毎日

ほら
流されて流されて
辿り着いた場所は
時間通り、朝
いつも通り、また
何もない僕だ。
なぁんだ。
また変われなかった。

夕立の音で目覚める
薄暗な部屋に五時の鐘
何時になれば楽になれるかな、
そうやってずっと僕を探してる。

愛じゃなくたって構わないからただ
何かが何かが欲しいだけなんだ。
誰もいないふりをしないでよ
それが一番僕を苦しめるんだ。

ほらね
消えていく消えていく
切なさは陽炎
時間通り、朝
いつも通り、また
繰り返す、毎日

ほら
流されて流されて
辿り着いた場所は
時間通り、朝
いつも通り、また
何もない僕だ。
なぁんだ。

変われる日まで、
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