私たちのカノン (VS. Chevon)

誰かの夢が輝くたびに
何故か呼吸が浅くなる
カノン 少し遅れて動き出す
この胸の痛みを 憶えていたいよ

思えば最初から戸惑っていた
何気ない昼下がりの会話も

透明な壁にぶつかった言葉が
拾われず転がるのを見てた

ひとりになった暗いオフィスで
気づいても、今更だよな Ah

また悪い癖だ、逃げたくなる
ステージ裏で抱く違和感

ぎらりと鈍く光る野心は
どんな手段も厭わなくて

心をすべて燃やし尽くしてしまうほどの
冷たい 炎だと
解っているのか

優しい心を守りたくて
時には距離を置いて泣いてた

遅れ 気味に 重なる声
違う 想い でも どこか 似てる

人はそれぞれ、響きあう音
誰かが思い出す旋律

憧れていた(追いかけていた)
諦めていた(閉じ込めていた)
あの頃の僕を愛せるのか?

あなたの夢が輝くたびに
誰かの心に触れている

カノン 少し遅れて歌い出す
やっと許せる過去の悼みと
カノン 遠く離れ響く音も
近過ぎたときの不協和音も

いつか すべての 道が
繋がってゆく 旅だったと

きっと分かる

信じていいよ
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