よだか

遠くで鳴いているのは
薄汚れた顔のあたし
今更になって一体
何処に帰れば良いのだろう

明け方に開く花弁
札束で目隠ししてる
まだ足りない 掛けて溶かして
二度とは会えない気がしている

解ってなんてもう言えないの
くたばった愛に集る よだか
要らんって言えたら捨て台詞
吐いて 夜毎 おままごとね

遠くで泣いているのは
忘れられた頃のあたし
くだらなくて 飽きて増やして
二度も三度も同じ事

だからまだ足りない 遊び足りない
しがらみの角で 強引 暴飲
鏡に立って 何処行くの
帰りの間際に泣かさないで

(ああ もう 歩けないの
この 太陽に下で
ああ もう 話せないの
愛ある その言葉で)

笑ってない顔 隠して
書き殴っていた write
きっと勘違いで始まっている
この生活自体が lie
塞がってる 口ん中 土
足長蜂 味占めて これで
あんたの為におかしくなれる

解ってなんてもう言えないの
くたばった愛に集る よだか
要らんって言えたら捨て台詞
吐いて 夜毎 おままごとね

あんたの書いた 世迷言も
古い化粧も 綺麗
黙って消えたら 人知れず
生きてゆくの 心ごと
ねえ まだあたしで居させて
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