後悔史

泳いで、泳いで、深く沈む君の元まで
伸ばしたこの手が変える未来を見たい

音も光もない理想郷
重すぎた祈りの不始末を削り取って行く足跡
晴らせたい雨があるからと
傘を広げた先の誰かを傷つけてしまう

冷たい心 離れた手を
遠のく声も諦めたくないよ
もう、手遅れにならないように

泳いで、泳いで、深く沈む君の元まで
伸ばしたこの手が変える未来を見たい

偶然? 必然? いつか終わってしまう命なら
明日も君と淡い夢を見たい

出会いは別れ 旅は道連れ
分かり合えたはずの友でさえ
争いは絶えず また別れて

信じるから裏切られるのだと
背負った想い出の数に刺されても
進み続けてく足跡

醜い心 止まない声も
始まってしまうと終わりがないよ
もう二度と見失わないように

泳いで、泳いで、深く沈む君の元まで
掴んだその手が変える未来を見たい

偶然? 必然? 正解なんてないんだとしたら
明日も君の笑う顔が見たい

誰しも最初で最後を生きている
荒波の真ん中でその身ひとつ
吐き出す泡に意味なんてなくてもいい

だけど…

泳いでも、泳いでも、深く沈む日々の狭間で
“頼りない”けど、確かに照らす光を見た

泳いで、泳いで、深く沈む日々に僕らで
繋いだこの手が変える未来を見たい

偶然? 必然? 一度出会ってしまった命だから
明日も君と淡い夢を見たい
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